涼しくなってきたからか、夏よりも騒がしくなってきているように思える直島です。昼は夏、夜は秋を感じさせる気温差ですが、上着を一枚持って出かけるだけで快適に過ごせる時期となりました。この時期がいつまでも続けば嬉しいのですが年々秋が短くなっていっているように感じます。今年はあと何週間で冬になってしまうのでしょうか。できるだけ続いてくれると嬉しいですね。
↑11月3日の直島マルシェの様子。
前日は台風21号の影響でひどい大雨でしたが、当日は無事に晴れて開催されていました。食べ物や食器、アクセサリーなどが並んでいて賑わっていました。
食べ物の秋、運動の秋、芸術の秋とはよく聞きます。芸術の島には人が多く訪れ、旬の食べ物がスーパーに多く並び、運動会を開く学校の話を聞くようになってきました。イベントごとが多く、意外と一年の中でも忙しい時期ですね。わいわいと騒いでいる間にあっという間に冬に入ってしまうのでしょう。
イベントごとで騒がしい時期になるからか、この時期は来島者の多い日と少ない日の差が激しくなることが多く、特に平日(定休日である月曜日を除く)は美術館を静かに回ることができるでしょう。日が沈むのが早くなったことで早く来てお昼過ぎに帰る方々も増えてきましたし、この月に予定の入っていないおやすみがあればこの機会に回ってみるのはどうでしょうか。
ところで、この時期になると電動アシスト自転車にとって、それにバイクなどの2輪にとって危険になってきます。
それは落ち葉による事故です。直島が坂道が多いことは重ねて伝えてきていましたが、この時期は加えて落葉が増えて滑りやすくなってしまいます。坂道は木に囲まれている道が多いため、特に地中美術館への道はカーブしてる辺りが積もっていることが多くあります。あのエリアの坂道は夏の時期でも2回ほど事故があったほどです。カーブが多く、見通しが悪く、スピードを出しやすい道です。その道が落ち葉があるとさらに危ない道となります。
ブレーキをしっかり効かせて減速して降ること、落ち葉の上は避けるようにすること、見通しが悪いところから対向車が来るかもしれないと注意すること、それらが必要になってきます。これらはよく聞く言葉で、「わかっている」と言いたくなる気持ちもあるでしょう。しかし、今年は何度も血を流して帰ってきている人や病院に搬送された人たちを見ています。楽しい思い出が痛い記憶に塗りつぶされてしまわないように、最低限の注意をして移動をお願いいたします。
今年も輝かしい夏を終え、短くも過ごしやすい秋に入り、やがて冬を迎えるのでしょう。まだまだ島の港は騒がしくにぎやかな日々が続いていますが、静かな時期が近付いているのを感じます。島のお店などは冬の間閉めているところも少なくはなく、来島者の皆さんだけでなく働く人もしばらく島から減り、寂しい景色が見えるようになります。それまでの間にこの秋の喧騒を目に焼き付けておきたいですね。
今年も残り2か月、直島と当店をどうぞよろしくお願いいたします。